★左の手だけの人は楽器経験者  右の吹いている人は楽器初心者です。
クラリネットのマウスピースを180度回転させています。
これは初心者の指でキーを押さえると、完全に穴がふさがれていないことで音階がまともに出せないことが多いためです。


★これで吹いてる方の初心者は音を出すことに集中できて、楽器経験者が下から上までの音階を動かすことで、口のしめつけ
ぐあいが変化して、自分の楽器から出た音の微妙な高低を指適されながらおぼえられます。この音の微妙な高低を目に
見えるようにしてくれる道具がクロマチック チューナーといいます。  
この口のしめつけ感覚がわかると今度はマウスピースをもとの状態に回転させて自分でキーを押さえるわけですが、
最初は指がガチガチにかたくて指定された位置に指が置けない。  これはみなさんがパソコンのキーボードを最初にさわった
ときのことを思い出していただけたらわかるとおもいますが、それと同じです。 だんだんと指の動きがなめらかに動いていきます
ので大丈夫です。
 


★そしてリードに穴をあけているため、下くちびるのリード板をしめつける力が弱い初心者でもリードがよく振動しますので 
ノーマルリードで音を出すより楽に長く練習することが出来ます。


★穴あけリードで音を出すのが慣れてきたら、少しずつ穴の数を減らしていってください。 その時期になれば奏者は
アンブシュアが確立して安定してきますので、自然と自分に合う硬さのリードに移っていきます。